ワインを飲みながらオペラの会による、ロッシーニ「セビリャの理髪師」を視聴しました(2020年6月27日、SH INKAホールにて)。
このオペラ、CDでは何度か聴いたけど舞台を観るのは初めて。お話は荒唐無稽と云われることがあるけど、ブッファやオペレッタは往々にして、ストーリーに関してはセリアよりまともだと思うがどうだろう。
簡素な舞台ということもあるだろう、登場人物の性格がクッキリ浮き彫りになっていたし、歌唱も綺麗に聴きとることができた。オペラの舞台はこのように、いろいろな装置をゴチャゴチャ配置しないほうが好み。
最後の合唱は重層的にしてマッシヴな迫力があり、聴きごたえじゅうぶん。8名だったかの人数なのにオーケストラを聴くような感覚。
ピアノは手練れのもの。ガッチリと歌唱を支えて不安感なし。
この団体のオペラを聴くのは初めてだったけど、楽しかった。いつもはワインを提供するそうなので、次回はほろ酔いで。
フィガロ…大島嘉仁
ロジーナ…岡本麻里菜
アルマヴィーヴァ伯爵…中山元太郎、金山京介
バルトロ…中山知明
バジリオ…河野鉄平
召使…生駒侑子
警官…山本昌弘
ピアノ‥河野真有美
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