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ワルターのベートーヴェン「交響曲第6番"田園"」

2008.01.09 - ベートーヴェン
walter

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」 ワルター指揮コロンビア交響楽団


コーホー氏が2チャンネルで大人気なのは今さら言うまでもないが、それにしてもなぜこんなに下ネタなのか、わけがわからない。

宇野大先生

とはいえ、これはすべて宇野先生に対する愛情であると言えよう。


好々爺がいつくしむように語った「田園」である。というのは、録音当時ワルターが82歳であることを知って言うわけだ。けれども、先入観なしに聴いても、この演奏は実にひなびた味わいのある、のどかな音楽になっていることはわかるのじゃないかと思う。
第1楽章は、ほのぼのしているが、ところどころアタックがきつい。ワシは決して好々爺ではないぞよ、という箇所がいくつも散見される。
コロンビアの弦は相変わらず薄いが、表情は豊か。管楽器では、フルートはスカスカだが、ファゴットは軽快で楽しい。ワルターの「田園」を久しぶりに聴いてみると、第2楽章が意外に速いことに気付く。
そっけないが、流れがよい。目立たないところで弦が横着しているのは愛嬌だ。後半の、鳥のささやく箇所でのフルートはやはり今ひとつだ。
第3楽章はメリハリがよくきいていて、折り目正しい。
嵐の部分は、おとなしい。醒めているといってもいい。小雨がぱらついている風情であるが、キメは細かい。
終楽章は、主旋律を支える低弦のピチカートがすばらしい。実に楽しくて愉快であり、音楽を引き立てている。ここにきてワルターは強弱の変化を大きくつけてくるが、それがどれほど効果的なのかはよくわからない。
演奏がコロンビア饗とくると、どうもアラ探しばかりしてしまう。良い聴き方ではない。でも、これがニューヨーク・フィルだったらと思わないではいられないのだ(前にも書いたナ)。
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Comment

無題 - rudolf2006

吉田さま こんばんは

2チャンネルは見なくなっているので、知らないのですが(爆~)、「ウーノのXXXX先生」とか言う表現も、先生への深い愛から出た表現なのでしょうね、爆~。

吉田さんが、ヴァルターの『田園』を取り上げられているので、ニュースを消して、同じCDを聴いています(ただリマスタリングが異なるかもしれませんが)。
1楽章を聴いていますが、オケストラは相当に巧いと、私は思っています。細かなニュアンス付け、これは絶妙ですね。意外に単調なこのシンフォニーで面白く聴かせることは非常に難しいんですよ、演奏しているものから言わせていただければ~。それと、弦楽器、音程が良いですね、少ない人数で相当良い奏者を集めていたのではないかなって思います。私の先生は、パリのコンセルヴァトワールを出られた方ですが、この曲をレッスンしてもらったときに注意されたこと、ヴァルターは同じように演奏させているのに、今気づきました、爆~。
2楽章、良いテンポですね、これくらいのテンポでないと、この楽章、管楽器は死ぬ思いなんですよ、爆~。
久しぶりに聴いているんですが、非常に色々なことをやっている演奏だと思います。管楽器が少し遠く聞こえますね、でも、上手いですよ~、芸が細かいですね~。

ミ(`w´)彡 
2008.01.09 Wed 23:29 URL [ Edit ]

Re:rudolf2006さん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。

宇野さんの2チャンネルはすごいですね。
なぜ、こんなに下ネタなのか、理解に苦しみます。下品な中にときどき気のきいたギャグがまざっていて、不思議な感銘すら受けます(笑)。

ワルターの『田園』ですが、rudolf2006さんに言われると、うまいようにも聴こえますね。弦の編成が小さいことが、私の気に食わないのかもしれません。
この演奏では、オーボエとファゴットが、軽い味わいを出していて聞き物となっています。フルートは、いまひとつじゃないかと思いました。

>久しぶりに聴いているんですが、非常に色々なことをやっている演奏だと思います。

まったく、細かいニュアンスが絶妙です。80歳をすぎてこういうことができるのであれば歳をとるのも悪くないようです。
2008.01.12 00:14

無題 - mozart1889

こんにちは。
「田園」はイイですね。この音楽は、ホンマに心の慰めです。
ワルター/コロンビア響の演奏は、とても懐かしいです。終楽章の感謝の歌は、何度聴いても感動します。昔、この音楽で、ずいぶん救ってもらいました。
2008.01.10 Thu 16:50 URL [ Edit ]

Re:mozart1889さん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。

>「田園」はイイですね。
昔はそれほど好きではなかったのですが、ここ数年、とてもいいと思うようになりました。ベートーヴェンの交響曲の中では少し異色かもしれませんが、独特の聴き応えがありますね。
最近ではベーム盤を気に入っていますが、このワルターも実にユニークで面白い演奏だと思います。
2008.01.12 00:17
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クラシック音楽のひとりごと 2008.01.10   16:45
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