大前研一の「『リーダーの条件』が変わった」を読む。
「そもそも日本の税制は実に複雑怪奇だ。酒税、たばこ税、自動車税、自動車重量税、ガソリン税、温泉に入るとかかる入湯税、東京のホテル税・・・・・・数え上げればキリがない。いろいろな口実をつけて税金を作ってきたから、種類が多すぎる。歴史的に見ると、その根底にあるのは「カネ持ちから税金を取れ」という"ジェラシー動機"だ。」
酒は毎日飲むし、煙草も吸う。埼玉にいた頃は車を持っていた。もちろん、所得税と消費税は払っている。カネ持ちではないが、わりと国に貢献している。
2017年の消費税アップの見送り案は、参院選にむけての安倍の人気取りでしかないが、いずれは施行されるだろう。
国の財源が足りないといつも騒いでいるが、国民から税金を取ることしか考えていない。借金があるならば、節約するのが筋。だから、ほとんどの道路工事はいらないし、国家公務員、地方公務員はIT化によって半分に減らせる。国会議員はもっといらない。まずはそこから手をつけるべきだと思うが、法を作っているのが政治家と役人だから、そこは死守している。
まあこれは、公務員へのジェラシーなんだけど。。
ロバート・ショウ指揮アトランタ交響楽団と合唱団の演奏で、ドヴォルザークの「テ・デウム」を聴く。
ニューヨークの裕福な慈善家の女性が彼に委嘱したのがこの曲。コロンブスのアメリカ大陸発見400周年の記念行事のためだった。彼女は愛国的な詩を探したがなかなか見つからなかったため、ラテン語の「テ・デウム」を提案した。ドヴォルザークはこれを書きあげ、1892年9月にニューヨークに着いた。この曲は名刺代わりとなった。
これは「スラヴ舞曲」を思わせる、野趣に溢れた作品。祝祭的な目的で書かれたためであろう、難解なところはなく、とても親しみやすい。4つの部分からなり、全曲でこの演奏だと20分程度。3曲目以外はソロ歌手の出番があるが、コーラスは全曲を通して登場する。
ショウの指揮は堅実。奇を衒ったところはなく、正攻法で勝負。合唱の扱いはさすがにうまい。
クリスティン・ブリュワー(ソプラノ)
マリエッタ・シンプソン(メゾソプラノ)
カール・デント(テノール)
ロジャー・ロロフ(バリトン)
1990年11月、アトランタ、トリニティ・プレスビテリアン教会での録音。
朝。
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