忍者ブログ

牛への道、ベルチャ四重奏団、シューベルト15番

2011.09.10 - シューベルト
    
sc

シューベルト「弦楽四重奏曲15番」 ベルチャ四重奏団


宮沢章夫のエッセイ「牛への道」は、新聞の囲碁欄に対する考察が笑える。朝日新聞の囲碁記事から。
「ところが、黒6とハネられると、ダメづまりのため白イと切っても黒ロのガチャンが先手になり、黒ハで一巻の終わりだ」
わからない者には何の手もさしのべない。わからないやつなんか知ったことか。そう言わんばかりの姿勢が立派であるといい、筆者は感服している。
確かに、新聞の囲碁・将棋欄は、世間とはちょっと隔絶した雰囲気が濃厚である。あたりまえに掲載されているから、あまり気にしないが、考えてみるとなかなか奇妙だ。
そして作者が最後に着目したのは、観戦記者の名前の「阿修羅」。
ひと昔は、こんなペンネームが多かった。あれはなんだったのだろう。


シューベルトの15番は、ため息のような嘆き節が随所に聞こえる音楽である。弱々しさがしくしく漂う。もともと大曲だし、この演奏では50分を超える。こんなにせつなく、儚くて美しい音楽もそうそうない。
ベルチャ四重奏団は、甘い音を惜しみなく放つ。涙に濡れた瞳のように、しっとりと輝く。ときに、痛いほど切れ味がよい。
いい演奏である。

コリーナ・ベルチャ=フィッシャー(1Vn)
ローラ・サミュエル(2Vn)
クシストフ・ホジェルスキ(Va)
アントワーヌ・レデルラン(Vc)


2009年5月、イギリス、サフォーク州、ポットン・ホールでの録音。
PR
   Comment(0)   TrackBack(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。

TrackBack

この記事へのトラックバック
TrackBackURL
  →
カレンダー
05 2017/06 07
S M T W T F S
1
4 6 8
14 15 16 17
19 20 22 23 24
26 27 28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
カテゴリー