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ムーティのシューベルト「交響曲第8番"グレイト"」

2007.07.14 - シューベルト
muti

シューベルト 交響曲第8番「グレイト」 ムーティ指揮ウイーン・フィル


この曲をどう呼ぶべきか。
番号だと、8番だか9番だかどちらがいいのかよくわからない。「グレイト」なんていうとなんだかアメリカ人みたいで照れくさい。かといってハ長調大交響曲は硬すぎる。ヒトに説明するときにひとことで言えないのがツライ。
「9番、いや今は8番が有力らしいけど、ま、いわゆるグレイトっつうか…」。
シューベルトに未完成の曲は他にあるにも関わらず「未完成」といえばロ短調のアレであるから、この場合は楽だ。
なにかいい呼び名が発明されないものか。


この曲を最初に聴いたのは、ジュリーニ指揮シカゴ饗の演奏だった。このLPが発売されてすぐの頃。これに味をしめて、そのあといろいろな演奏を聴いたが、ハズレだった記憶があまりない。
古くはフルトヴェングラー、ワルター、クレンペラー、それぞれいい。剛健なベームとベルリン・フィル。2枚組が驚きだったレーグナー。C・デイヴィスとボストン饗、ショルティ、ブロムシュテット等等。その中で大変印象的だったのは、1979年頃に放送されたベーム指揮ベルリン・フィルの演奏で、これに強く感動した記憶がある。なにかの音楽祭の実況だったかと思う。
この日の演奏がCD化されたことは今までないし、今後もあるかわからない。エアチェックしなかったことの痛恨さは、トップクラスだ。
ムーティも一時期この曲をよく取り上げていて、ライヴの放送もされたしスタジオ録音も行っている。
提示部の反復をキッチリ行っているため演奏時間は1時間を超える。ウイーン・フィルのねっとりした音色がよく出ているので、テンポは軽やかだけれども腰の据わった聴き応えがある。
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Comment

無題 - しじみ

こんにちは。
この曲はちょうどムーティ&ウィーン・フィルの来日公演で聴いたときに、どっぷり疲れてしまったため、以来、苦手としております。仰るとおりテンポは軽やかで、1楽章ごとに取り出して聴けばいい演奏だと思うのですが、ムーティのようにきっちりやる人のライブは・・・疲れます。録音だったらいいのかもしれませんね。今度は自分のペースでこの曲にトライしてみようと思います。
2007.07.14 Sat 15:14 URL [ Edit ]

Re:しじみさん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。
来日公演行かれましたか、うらやましい。ムーティはライヴでも反復を繰り返すのでその誠実さが好きなのですが、演奏もすばらしいですね。
この曲の悠々たる流れに身を任せつつ居眠りするのもまた一興と考えているので、仮に退屈な演奏であってもわりと楽しく付き合えます。
2007.07.14 18:50

無題 - rudolf2006

吉田さま お早うございます。

何とか無事に帰ってまいりました。
シュベルトの9番、良い曲ですが、ものすごくしんどい曲ですね。
この曲では、私はやはりジュリーニ・シカゴの演奏で十分なような気がします、爆
昔、聴いたカラヤンの演奏をもう一度聴いてみたいと思っているんですが~。

ムーティは、フィラデルフィアの演奏はけっこう集めているのですが、他の演奏はあまり知りません。もっと色々と聴いてみないといけないのですが、どうしても偏ってしまいますね。
来年、シュベルトの9番を演奏することに鳴るかもしれません。

ミ(`w´彡)
2007.07.15 Sun 08:23 URL [ Edit ]

Re:rudolf2006さん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。
台風なので心配でしたが、ご無事でなによりです。
といっても集中しているというよりは、シューベルトの9番は長いのですが、ついいろいろ聴いてしまいます。これを聴きながら昼寝をするのはなかなかです。ムーティの魅力を一言でいうのは難しいですが、懐が深いという印象があります。
この曲を演奏されるのですか、自分のことではないとはいえ(ないから?)ワクワクしますね!
2007.07.15 20:25

無題 - ピースうさぎ

シューベルトの交響曲第8(9)番の呼び方、、。確かに面倒ですね。
ワタクシ、ムーティの演奏はほとんど聴いていないのですよ。ストラヴィンスキーの3大バレエ曲くらい、です。

FMといえばムーティがマーラーの巨人を振ったときにコーダのティンパニが数秒落ちた演奏を放送していました。
解説の某氏も「珍しいですね」と言ってました。あれは確かウィーンフィルだったと思います。
2007.07.15 Sun 20:15 URL [ Edit ]

Re:ピースうさぎさん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。
ムーティのストラヴィンスキーは「春の祭典」を聴きました。重量感があっていい演奏だと思います。
ムーティの巨人、ウイーン・フィルのを聴きました。コーダのティンパニは気付きませんでした(笑)。エアチェックしているので確認してみます。全体的にはスケールの大きないい演奏で、もっとムーティのマーラーを聴きたいと思いました。
2007.07.15 20:30

無題 - Yuniko

掲載からずいぶん時間が経ってからのコメントですみません。
ムーティのシューベルトはウィーンpoとの全集を所有しています。全8曲、反復を丹念に行った演奏で、「グレイト」などはとにかく「長い!」です。
ムーティのシューベルト演奏は、いずれもしっかり&どっしりした構成の演奏で、彼は「ベートーヴェンのあとを継ぐシンフォニスト」としてシューベルトを表現したいのかな、などと考えます。
ウィーンpoの弦の音色と奏法を生かして、各曲の緩徐楽章がとても美しいのが印象的です。

2008年秋にムーティがウィーンpoと来日した時、新潟で彼の指揮する「グレイト」を聴きました。CDの演奏よりゆったりとした感じの演奏でした。意外にも、反復は第1楽章の主部のみでした。
アンコールで演奏された「ロザムンデの間奏曲」が、実に情緒纏綿とした名演で、本当に聴衆との別れを惜しんでいるかのような演奏でした。これはあれから3年たった今でも、耳の奥に残っています。
ムーティ&ウィーンpoのシューベルト交響曲全集には、「ロザムンデ」の前奏曲とバレエ音楽がフィルアップされているのですが、「間奏曲」は入っていないのですねえ・・・残念。。。
2011.09.28 Wed 23:02 [ Edit ]

Re:Yunikoさん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

「グレイト」は昔から好きで、できれば反復をしてもらいたいものです^^
長いのが大きな魅力かと。

ムーティはウイーンフィルと相性のよい指揮者のひとりですね。どっしりとしたアプローチが、濃厚なオーケストラの音色と相まってすばらしい。

新潟で聴かれたのですね。うらやましい。生だと格別なのでしょうね。
「間奏曲」も聴いてみたいものです。
2011.10.01 18:38
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