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ノーマンのワーグナー「アリア集」

2010.03.14 - ワーグナー

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ワーグナー ジェシー・ノーマン(S) テンシュテット指揮ロンドン・フィル


ジェシー・ノーマンの名前をここ何年かあまりきかないけれど、まだ活躍しているのかな。息の長いルートヴィヒやグルベローヴァと比べても仕方がないかもしれないが、全盛期はそれほど長いものではなかったような気がする。そのなかで1987年は絶好調期のど真ん中にあたるだろう。
ソプラノというにしては太い声であり、それを生かした厚みのある恰幅のよさが魅力。一時期は「歌う小錦」なんて言われたことがあったが、そういったツッコミが許されるスケールの大きさがあったわけだ。
「愛と死」は、この録音の前後にカラヤンとのライヴ演奏が残されているが、このテンシュテットとの歌も充実したものだ。ずっしりした歌唱にエロスは薄く、むしろ母性的な包容力を強く感じる。
「タンホイザー」からはエリーザベトのアリアを2曲、急と緩とでしっかりメリハリをつけた色とりどりの歌いぶり。
「オランダ人」からはゼンタのバラード。ここまでわりとゆっくりとした曲が多い。いずれもドンと構えた大人の風情。小回りの利く音楽ではないところ、重量級のノーマンに合っている選曲である。
「ブリュンヒルデの自己犠牲」についても同様で、たっぷりとした流れに大きくたゆたう声に身をまかせたくなる。
テンシュテットは全体を通してスケールの大きいサポート。角のとれたフォルムを基調として、ずっしりと手厚いまろやかな響きを聴かせる。

1987年12月の録音。





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上毛電鉄に乗ってみる。
中央前橋から西桐生まで、関東平野の上部をひた走る電車。
「はしる水族館」とは何か。



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車内のいたるところに海の生き物が。



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ここは竜宮城なのか。



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小さな電車なので、客が降りるときに運転手さんが切符を受け取る。
ほのぼのした雰囲気をいいなあと思って旅情にふけっていたら、なにやら異様な光景が。
高校生が自転車をひいて車内を闊歩している。
おいおいそれはまずいだろうと思っていると、つぎからつぎへと自転車野郎が。
運転手さんは普通に応対している。
なんとこの電車、自転車乗り入れアリなのだ。



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すごすぎるぞ上毛電鉄。

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