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ガーディナーのモーツァルト「交響曲第35番"ハフナー"」

2007.06.30 - モーツァルト

gardiner

モーツァルト 交響曲29,35,39 ガーディナー指揮イギリス・バロック管弦楽団


ここ関東では梅雨入りしてからパッとしない天気だ。中途半端にぐずつくがまとまった雨が降らない。
今年も猛暑だろうから、水不足が心配になる。もっとも今だとマリー・アントワネットみたいに「ペットボトルのミネラルウォーターを飲めばいいじゃん」ということになりそうだけど。
水が必要なのは飲料のためだけじゃない。肉も解凍できないから困る(?)。水道代を節約したミートホープ社は、豪雨を浴びまくって世間のウサを晴らしてくれている。豚肉が混ざっていたのが問題となっているが、食べ物なのだからましなものだ。それにみんなの胃におさまっちゃったのだからもう遅い。逆に豚肉に牛肉が混ざっていたら、こんなバッシングはなかっただろう。日本人の牛肉信奉を逆撫でした事件でもある。豚肉も同じくらいおいしいと思うのだが。
それより中国から輸入されている海産物のほうが怖い。いろいろな薬物が混入していることは以前から言われているのに関わらず、政府は何も対応していないのが不思議。
先日にアメリカが輸入禁止を発表したので、追従して行動を起こすかも知れない。


ガーディナーは古楽器演奏は今聴くとわりにおとなしい。音はノン・ヴィヴラートのくすんだ香りが濃厚だが、ダイナミックはあまり強調せず、平穏に時は過ぎていく、という感じ。ハフナー交響曲は、フットワークのよい快活な音楽で、演奏によってはパワーはちきれんばかりの若々しさを聴くことができ、元気をもらえる。ガーディナーは、曲の溢れんばかりのパワーを抑えて、渋みのある造形美を作っている。
モーツァルトの交響曲は、モダン楽器による演奏が気に入っていて、ワルター、カラヤン、セルなどの録音があればほとんどこと足りているようなものだけど、古楽器を聴いて18世紀に思いを馳せるのもたまには悪くないみたい。くすんだ音色が曇り空にもよく合っている。
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Comment

無題 - rudolf2006

吉田さま こんにちは

あの精肉会社は、どうして問題になったんでしょうね、何か裏があるような気がしてなりません、考えすぎでしょうか?

ガーディナーのベトベン、モツアルトは、昔、友人が好んで聴いていたので、私もたまに聴いていました。古楽器を使っていても、それほど嫌みがないというか、穏健な演奏であったですよね。
私も、モツアルトは、モダンな演奏の方が好きなんですが、たまにピリオド奏法を聴くと、新鮮な感じもしますね~。

ミ(`w´彡)

2007.06.30 Sat 13:31 URL [ Edit ]

Re:rudolf2006さん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。
内部告発というものは他にもいろいろあるのでしょうが、あれだけが槍玉にあがっています。食品会社は世間の餌食になりやすく、気の毒な気もします。この件に関わらず、報道には非情な偏り感があります。誰かの思惑が動いているのでしょうね。

ガーディナーはアクがなくて爽やかです。私もモダン楽器派ですが、たまーにピリオド奏法を聴くと、クラシック音楽の幅広さを感じます。
2007.06.30 14:14

無題 - sweetbrier

こんばんは。
私は今朝、偶然にも古楽器による四重奏版の「ハフナー」をFM放送で聴きました。古楽器の四重奏で演奏されても

> ハフナー交響曲は、フットワークのよい快活な音楽で~

というところはちゃんと伝わってくるのだなーと思いました。古楽器の合奏がいいと思うときって、時々ありますね。
2007.07.06 Fri 23:42 URL [ Edit ]

Re:sweetbrierさん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。
四重奏版の「ハフナー」があるのですね。聴いたことはありませんが、違和感がなく爽やかそうです。古楽器による室内楽はオーケストラに比べて少ない(知らないだけか?)気がしますが、よいものもあるようです。
以前聴いた、ラルキブデッリのメンデルスゾーンなんて、素晴らしいものでした。
FMを聴くと、幅が広がります。
2007.07.07 10:11
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