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"生き残るSE"、バーンスタイン、"動物の謝肉祭"

2015.09.26 - サン=サーンス





篠田康介の「生き残るSE」を読む。

表紙に「『技術バカ』に未来はない!」とあり、内容の大体の予想はついた。
一時期、「SE35歳定年説」なるものが流行った。新人の頃だった。コンピュータ・ソフトの技術革新は速いから、中年になるとついていけない、という要因からなるものだったと思う。
だから、多くのソフト・ハウスは30歳代から40歳代になると技術職から管理職あるいは営業職になるというキャリア・アップを推進している。
本書は、新人の頃から技術者であると同時に、営業マインドや経営感覚を磨くべきだと主張する。事実、著者が代表を務める会社ではそういった教育をしているとのこと。

間違っていないと思う。
ただ、そのためにこの会社は、定時の1時間前に出社させるわ、日曜日に研修をするわ、アメリカの海兵隊に学び自己犠牲の精神で会社に尽くせと唱えるわで、いささかキツそうだ。
上記をクリアーすれば終身雇用を約束すると言う。しかしいまどき、終身雇用は魅力だろうか? もう、日本のビジネスマンの働き方は変わっている。








バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏で、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」を聴く。

オーケストラ版でのもの。テンポも表情もじつにまっとうで、奇を衒ったところはない。この時期の溌剌としたバーンスタインのオーケストラ捌きを楽しむことができる。

ピアノはルース・シーガルとナオミ・シーガル。2台のピアノはキッチリ左右に分かれて配置されている。実際の演奏会ではこういったことないだろうから、これはステレオ録音ならではの感興。
「ピアニスト」では、わざと崩して弾くやりかたをすることが多いが、ここではきちんと弾かれている。決して下手な「ピアニスト」ではない。それが逆に新鮮。

全曲を通してニューヨーク・フィルの名技が光る。ことに「大きな鳥籠」でのフルート、「化石」でのクラリネット、「象」でのコントラバスは見事。


1962年4月、ニューヨーク、マンハッタン・センターでの録音。



ma
 
家族連れ。





重版できました。




「ぶらあぼ」4月号に掲載されました!







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