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リヒテルとボロディン四重奏団のシューベルト「ピアノ五重奏曲"鱒"」

2010.07.31 - シューベルト
 
sc

リヒテル(Pf) ボロディン四重奏団員、ヘルトナーゲル(Cb)


今週は不調であった。
仕事が思うようにはかどらないのはいつものことなので今さらいうまでもないが、それ以上に朝の具合が悪かった。

木曜の早朝、巨大な球戯場でサッカーをしている夢をみた。相手の陣地が霞むくらい、広いサッカー場である。味方のキーパーの蹴ったボールがラインを割りそうだったので、スライディングしながら思い切り足を出した。この試合初めてボールがきたので張り切ったのだ。
その瞬間、激痛。なにがなんだかわからず、足の指をおさえてもんどりうった。どうも、布団の横に置いてあるPS2をキックしたらしい。
タンスの角に小指をぶつけるとたいそう痛いものだが、アレの3倍はきいたな。右足の親指からドクドクと流血、しばらく血は止まらなくて閉口した。じわじわと翌日まで痛かった。PS2はもちろん別の場所に撤去した。これがひとつ。

もうひとつは、翌日の出来事。会社に着いて、午前の仕事がひと段落したので用を足しに行ったら、社会の窓が全開であることに気づく。
その日の朝は、たしかにせわしなかったが。ボケの初期症状だろうか。
家を出てから会社までのことは、あえて想像しないことは言うまでもない。


全曲を通したタイムは44分。「鱒」の演奏としてはいささか長いように思うが、実際に聴いていると遅さはあまり感じない。両端楽章を反復しているところから演奏時間にインパクトを与えているのだろう。
ボロディンの弦は、分離がとてもいい。トップのヴァイオリンを始めとして、それぞれの動きが明確に聞こえる。
この曲は、弦がひとつの固まりみたいに聞こえることがしばしばあるけど、この演奏には透明感がある。好みで言えば、こちらのほうがいい。
リヒテルの、芯があっていくぶん粘りのあるピアノが、見通しの良さにスケールの広さを加えている。
HMVの紹介記事を読むと、この録音はライヴであるらしい。言われなければわからない。


スヴァトスラフ・リヒテル(Pf)
ミハイル・コペルマン(Vn)
ドミトリー・シェバーリン(Va)
ワレンチン・ベルリンスキー(Vc)
ゲオルグ・ヘルトナーゲル(Cb)

1980年6月18日、オーストリア、ホーエネムスでのライヴ録音。
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