R・シュトラウス 「ツァラトゥストラはこう語った」他 ショルティ指揮シカゴ交響楽団今日は日曜にも関わらずトラブル対応で出社。ここのところシステムのトラブルが多いのだ。
午前で終わる見込みだったのが、別件のトラブルが飛び込んできて、会社を後にしたのは昼を大きく過ぎてしまった。これは事故だ。
そのあと、銀座で息子と待ち合わせ。一緒に昼飯を食おうとビアホールでステーキを頼んだが、これが失敗。
まさに靴の底のような固さと味(靴は食べたことないけど)。いままで食べたステーキの中でも最下位に位置するであろう代物であった。靴を食うチャップリンの気持ちがほんの少しわかったような気がしたくらい。食べ放題のマカロニ・サラダがいけたのが唯一の救いだった。
帰りにHMVで、なぜか前から気になっていたヘンデルの初期の作品「アチ、ガラテアとポリフェーモ」を購入。少し聴いてみたけれど、面白い。これについては後日書くことに。
久しぶりに聴くショルティの「ツァラトゥストラ」は、シカゴ饗とのもの。
冒頭のティンパニの連打のところはキューブリック監督の「2001年宇宙の旅」に使われていて、映画ファンなら誰でも知っている曲だが、この映画で馴染んでいるヒトは、案外ショルティ盤を気に入らないことが多いようだ。
ショルティが、スマートすぎるのかもしれない。サントラは、贅肉がほどよくついて懐深いベーム/ウイーン・フィル。
でも、このショルティの筋肉隆々のたくましい「ツァラ」はなんと魅力的であろう。
このコンビの魅力満載だ。
硬く、冷たく、輝やかしい。
原作のツァラトゥストラは山に篭ってしまったが、この演奏では高層マンションの最上階で神経質な仕事をパソコンでこなしている主人公という感じだ。
こういうメカニカルな演奏があること、こういうのもクラシック音楽の面白さである。
1975年、シカゴでの録音。
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