小林海都のピアノリサイタルへ足を運びました(2024年10月20日、神奈川県立音楽堂にて)。
みなとみらい駅からタクシーで神奈川県民ホールに到着すると、ロビーがガランとしている。係の人にチケットを見せると、残念ですが県立音楽堂はここではありません、と。
そんなことがあって、リサイタルの前半は諦めて、後半から聴くことになりました。
県立と県民、紛らわしい。。
シューベルトの20番ソナタは好きな曲。シューベルトのピアノ音楽のなかでも、かなり贔屓にしています。
小林さんは、40分弱の間、ほとんどノーミスで弾き切りました。それはとても自然な感じがしたので、聴いているときは当たり前のように思ってしまったけど、大したことだと思います。
ただ、それ以上のなにかがあったかというと、どうだろう。作曲家の鬱屈とした欲望や、カラ元気のようなものは薄かったように感じられました。
まだ若いピアニスト、そのあたりはこれからの伸びしろなのでしょう。
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