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カッチェン、フロマン、ブラームス"ピアノ協奏曲2番"

2023.11.14 - ブラームス

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カッチェンのピアノ、ルイ・ド・フロマン指揮ルクセンブルク放送管弦楽団の演奏で、ブラームスのピアノ協奏曲2番を聴きました(1964年3月25日、ルクセンブルクでのライヴ録音)。

カッチェンのピアノは、セッションにしてもライヴにしても、いつも大樹のような安定感があります。
音は温かみを纏いつつ透明で、ずっしりと厚い。
高速ボートのように推進力が強く、ダイナミックの振り幅は大きい。

この曲は彼にとって自家薬籠中と言えるかもしれない。だから全然引っかかるところは見当たらず、音楽に身を委ねることができます。
そういう意味ではオケはまぁ普通にしていればいいということになるけれど、ここでのフロマンの指揮は精緻で完成度が高いと思います。



























































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Comment

無題 - Yoshimi

こんばんは。
このブラームスは音質が古ぼけていますが、音がソリッドで低音がよく響いていますね。このアルバムの音源はDeccaのスタジオ録音よりも低音が太目で力感強く聴こえます。

カッチェンの演奏会は年間100回以上あったそうなので、この年までに第2番を少なくとも数十回は弾いてきたでしょう。まさに自家薬籠中の曲ですね。
2023.11.16 Thu 01:55 URL [ Edit ]

yoshimiさん、こんばんは! - 管理人:芳野達司

まずは1枚目を聴きました。
モノラルのようですが、音質はクセがないと思いました。たしかに低音は太目ですね。
カッチェンの、力強く流れるようなピアノを、自然に捉えていると感じます。
チャイコフスキーも同様な感想です。聴きごたえじゅうぶん!
2023.11.16 22:02
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