ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンの演奏で、R・シュトラウスの「アルプス交響曲」を聴きました(1971年9月、ドレスデン、ルカ教会での録音)。
このオーケストラの「アルプス交響曲」は、2,3年前にティーレマンの指揮で聴きました。なかなか臨場感のある演奏で堪能しましたが、トランペットが最上のコンディションではなく、そこは残念でした。打楽器はコクがあって、とてもよかった。
このケンペ盤でも、トランペットはさほど痛快ではありません。難しいのでしょうね。でも、ケンペの克明にして、かつ大らかな設計は見事であり、頂上に至るシーンでは感動しました。この曲のこの部分で、こんなに感銘を受けたことは今までなかったかも。
それも、ドレスデンのオケの味わい深さがあってのことなのでしょう。
このコンビでのシュトラウス、安心して聴くことができます。
パースのビッグムーン。
PR