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シューリヒト、ブルックナー、"7番"

2018.05.06 - ブルックナー

ma



シューリヒト指揮ハーグ・フィルの演奏で、ブルックナーの交響曲7番を聴きました(1964年9月、デン・ハーグでの録音)。

なぜか7番をむしょうに聴きたくなり、ディスク・ユニオン神保町店に足を運んで入手した1枚。シューリヒトのは聴いたことがなかったし、彼の8番や9番はなかなかよかったので迷いなし。
果たして、これは素晴らしい。比較的速めのテンポで進んでいきますが、せかせかした感じは微塵もない。大河のようにたっぷりとしていて、春の山のような野趣があります。1楽章のホルンやヴィオラなど、普段聴こえない音が聴こえるのも面白い。ハーグのオーケストラもじゅうぶんうまい。

ところで、R・シュトラウスの「家庭交響曲」やスクリャービンの「法悦の詩」には、男が「イク」ときの情景が描かれていると言われていますが、この曲の2楽章(そして8番の3楽章)もそんなふうに感じます。

なお、宇野功芳によるライナー・ノートによれば、この演奏、基本は「ノヴァーク版」で一部「ハース版」が使われているとのことですが、そのあたり相変わらずよくわからないな。










ma
 
パースのビッグムーン。

















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Comment

お早うございます - rudolf2006

芳野さま お早うございます
お久しぶりです 
いつも読ませてもらっています

シューリヒト 7番
芳野さんが書かれていたので、昨日聴いてみました
やはり良い演奏ですね 
この時期の演奏に惹かれてしまいます 爆

シュトラウスの「バラの騎士」の冒頭 ホルンの咆哮も有名ですね、爆

ミ(`w´彡)
2018.05.09 Wed 03:56 URL [ Edit ]

お久しぶりです。 - 管理人:芳野達司

rudolf2006さん、こんばんは。
シューリヒトのブルックナーは、ウイーンとの8番9番は昔から馴染んでいたのですが、この7番は今回初めて聴きました。素晴らしい。いままで聴いた中でもっとも気に入ったかも。彼は3番と5番も遺しているそうで、そちらも聴きたくなりました!
2018.05.09 19:41
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