週末は2つのオペラに足を運びました。
新宿区民オペラ プッチーニ「トゥーランドット」(8月31日、新宿文化センター大ホール)。
豊島区オペラソリストの会 モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」(9月1日、南大塚ホール)。
「トゥーランドット」は主役の3人が安定した出来栄え、たいへん聴きごたえがありました。とりわけ、リューの深い感情移入に涙腺を刺激されました。このオペラを何回か観た中で最も印象に残りそう。
新宿はいつもオケが弱く残念に思ったことが少なくないのですが、この日はよかった。とくに金管が小技を利かせて冴えていた。指揮者の手腕なのか、あるいはメンバーの入れ替えがあったのか。
オーケストラが素晴らしいのは豊島。アンサンブル・オペラとしての「コジ・ファン・トゥッテ」の魅力を存分に堪能しました。編成は小さいのに、響きは濃厚。歌手はドラベッラが秀逸。毅然としたなかに哀感とユーモアを湛えていました。
来年は、新宿が「トロヴァトーレ」、豊島は「フィガロの結婚」の予定だそうで、楽しみです。
写真は、稽古ピアニストの河野真有美さんと。
彼女は、来る10月5日のコンサートを主宰、ピアノも担当します。
素晴らしい歌とピアノに期待!
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