今日は池袋東武のスペイン料理「BIKINI medi」で昼呑み。
ポテトサラダのピンチョスと牛ホホ肉の赤ワイン煮込みをアテに赤ワイン。
ここで読み始めた本がとても面白いので、いつか紹介できればと思います。
そのあとホロ酔い気分で、ピアニスト田崎悦子さんたちによる、シューベルトのピアノ三重奏のコンサートに足を運びました(2022年5月3日、ルーテル市ヶ谷にて)。
城所素雅(ヴァイオリン)
西條貴登(チェロ)
シューベルトのピアノ三重奏曲1番と2番はともに晩年(30歳頃!)に書かれたと云われており、実は1番は2番のあとの作品だとの説もあるらしい。
ふたつを乱暴に言ってしまうと、陽の1番、陰の2番。どちらも長調だけど、そんな印象があります。どちらかといえば2番を多く聴くので、とくにこちらを楽しみにしていました。
どの楽章も魅力に溢れているけれど、2楽章のチェロのソロは好み。秋の夕暮れのような憂愁に満ちており、ピアノとヴァイオリンの伴奏も素敵。また、その旋律が終楽章に回帰するところ、なんだか懐かしいし、全体をぐっと引き締めているようにも思えるのです。
ただ、それとは裏腹に、この楽章はいささか冗長に感じることがあります。CDで聴いたルービンシュタインやオボーリンの演奏はそうだったし、この日も例外ではありませんでした。
シューベルトは退屈だと少なからず云われますが、ならば寝ていればいいだけのことです。極上の夢心地になるはず。
事実、1番はそんな塩梅でした。
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