本村睦幸さんのリコーダー、岡田龍之介さんのチェンバロによるコンサートに行きました(2017年10月31日、中野、SPACE415にて)。
本村さんは、私のリコーダーの先生です。教室を運営しながら、ときどき演奏会も開いているそうで、出席するのは初めてです。
リコーダーは、古楽と現代との二種類が吹き分けられました。前者はテレマン(忠実な音楽の師よりソロ)、後者はド・ヴィゼ(テオルボのための小品集)とペープッシュ(リコーダーソナタ第1集4番)。
古楽器は音が朴訥で太いのですが、木の柔らかな温もりのようなものがありました。演奏はこちらのほうが難しいとのこと、でもそれだけの値打ちがある音だったことは疑いありません。
現代楽器は軽みがあり、鮮烈でスマート。これはこれで、もちろん一興、というかこれが標準なのでしょう。
先生の演奏についてはあれこれ書きませんが、ひとこと言うならば、迫力が凄かった。ドッシリと音に厚みがあり、腹に響きました。ある程度予想はしていたものの、小学生が吹くあの楽器に、こんなにも心揺さぶられるものかと、改めて驚愕。
岡田さんのチェンバロは堅牢で、安心して身を任せられました。
今日明日は到底無理ですが、いつかはあんな音を出したいと、つらつらと思わずにいられません。
パースのビッグムーン。
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