高橋唯の題名役による、ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」の公演に足を運びました(2022年11月12日、日生劇場にて)。
オペラも器楽のコンサートも、チケットを買うときはドキドキワクワクするのだけど、いざ当日になると足取りが重くなる。昔から、そう。実際よりも想像が好きなのかもしれません。
今日もそんな感じで開演前はどんよりしていましたが、結果、来てよかったと思いました。歌手もオケも、糊のきいたワイシャツのようにシャッキリとしていた。後味のいい演奏でした。
「狂乱の場」においての伴奏は、フルートではなくグラスハーモニカ。響きに味わいがあったけど、ソプラノの音色とは合わなかったかな、という印象。でも、面白い試みだと思います。
ルチア:高橋 維
エドガルド:城 宏憲
エンリーコ:加耒 徹
ライモンド:ジョン ハオ
アルトゥーロ:髙畠 伸吾
アリーサ:与田 朝子
ノルマンノ:吉田 連
泉の亡霊:田代 真奈美
指揮:柴田 真郁
演出:田尾下 哲
管弦楽:読売日本交響楽団
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