あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、年を越してしまいましたが、新国立劇場のチャイコフスキー「くるみ割り人形」公演に足を運びました(2021年12月31日、新国立劇場オペラパレスにて)。
この演出というか振付を観るのは3回目なのだけれど、美術の重厚さと色合いの鮮やかさが絶妙で飽きません。
踊りもいい。クララの匂い立つような雰囲気と小気味いい踊りにウットリしたし、王子とねずみの王様の緻密かつダイナミックな演技に堪能しました。
この振付の花のワルツはオレンジ色を基調としていて、なんとも温かくて、文字通り華やか。こんな色のドレスが似合う女は素敵。
各国の踊りも万全。やっぱりトレパークは大盛り上がり。
バレエ音楽の手練れであるバクランさんの指揮は、踊りにピッタリと合わせきっており、間然するところがない。
オーケストラの響きはもう少し潤いが欲しかったのと、合唱が録音っぽくて生々しさに欠いていたところは少し残念。オケはジルベスターコンサート組が一軍だったかな?
と言いつつも楽しかった。
クリスマスシーズンから外れてしまったけど、チャイコフスキーのバレエはいつ観ても最高です。
クララ 小野絢子
王子 福岡雄大
ドロッセルマイヤー 中家正博
ねずみの王様 木下嘉人
他
振付 ウエイン・イーグリング
美術 川口直次
衣装 前田文子
照明 沢田祐二
指揮 アレクセイ・バクラン
東京フィル、東京少年少女合唱隊
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