大野和士指揮、東京都交響楽団・他の演奏でベートーヴェン交響曲9番を聴きました(2021年12月25日、東京文化会館大ホールにて)。
最初からラストまで緊張感に満ちた演奏だったと思います。都響独特の硬質な響きの歯切れ良さを表とすると、ひとつひとつのフレーズの区切りのまろやかさが裏。硬軟併せ持った味わいが面白かった。
二期会の合唱は見事。コーラスなのにほんのりとしたヴィブラートを感じられる。
歌手では小林さん。澄み切った冬の空のように広がりのある歌唱が印象的です。
ラストは、フルトヴェングラーを思わせるテンポ。うまく決まって気持ちがいい。
終演後は気の置けない仲間とイタリアン。
ワインも料理もおいしくて、とても愉快。
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