寺岡清高指揮 新交響楽団の定期演奏会に足を運びました(2022年10月23日、東京芸術劇場大ホールにて)。
生オケはけっこう久しぶりなので、ワクワクしました。
後半の曲はたぶん聴いたことがなく、あえて予習なしで臨みました。
この日はオーストリア・ハンガリーにちなんだ演目。月並みに言えば、理屈抜きで楽しかった。
J・シュトラウスⅡ世の手練れの音楽に舌鼓、緩徐楽章のないシューベルトのシンフォニーは活気にあふれ、とりわけ1楽章におけるクラリネット、オーボエ、フルートの掛け合いはとても美しくて、じんときました。
後半のシュミットの交響曲は作曲年代からすれば、いわゆる世紀末なのだけど、明るい。ねっとりとした味わいは後期のR・シュトラウスに通じるものを感じるけど、もう少しカラッとしていて陽気。
新交響楽団のシュミットは昨年の3番も聴いたけれど、曲はこちらが好み。
後味もほんわかとした、いいコンサートでした。
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