モーツァルト・シンガーズ・ジャパンによる「フィガロの結婚」公演に足を運びました(2021年2月10日、王子ホールにて)。
この団体、昨年の「コジ」が面白かったので、今年もチケットを取ることに迷いはありませんでした。
伯爵:宮本益光(Br/構成・演出)
伯爵夫人:澤畑恵美(S)
ケルビーノ:中島郁子(MS)
フィガロ:加耒徹(Br)
スザンナ:鵜木絵里(S)
バルトロ/アントニオ:伊藤 純(Bs)
マルチェリーナ:小泉詠子(MS)
バジリオ/クルツィオ:金山京介(T)
バルバリーナ:三井清夏(S)
山口佳代(Pf)
内田靖子、いしいゆうき(ダンサー)
成平有子(演出助手・振付)
先日に聴いた新国の面々に負けないであろう布陣。
力強く、まっすぐなふたりのバリトンを軸に、折り目正しい伯爵夫人、歌も演技も軽快なスザンナ、深く奥行きのあるケルビーノ、手厚いバルトロ、キュートなマルチェリーナ、セクシーなバルバリーナ、そして輝かしいバジリオ、素晴らしかった。
演出は簡素だけれど、新国の段ボールより気に入った。セリフや動作に散りばめられたギャグは字幕にも施され、大いに笑えました。
ピアノは相変わらず闊達。小ホールゆえに、ということもあり、オーケストラではない不満を感じませんでした。
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