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"ゆるみ力"、イストミン、ラフマニノフ"ピアノ協奏曲2番"

2016.02.06 - ラフマニノフ

ma



阪本啓一の「ゆるみ力」を読む。

「嫉妬の根っこには有限の思想がある。ゼロサム、つまり、だれかが得れば、だれかが失う。合計した全体量は一定。違う。有限ではなく、無限を前提にしよう。だれかが得たからといって、あなたの「取り分」が減るわけではない。あなたはあなた。他のだれでもないのだから、無限を根本思想にしていればいい」

この本は2008年に出た当初に読んで面白かったのに、引越しのときに処分してしまったので、先日買いなおした。
いわゆる自己啓発書であるが、メンタルヘルス関連の話題が多く、かつなかなか斬新であり簡単にできそうなものが満載。

最近、数日に1度は本書のどこかの記述が頭に浮かぶ。






ユージン・イストミンのピアノ、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏で、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番を聴く。

これはじつに、スッキリくっきりした演奏。イストミンのピアノにはケレン味が一切ない。剛速球を真ん中に投げ込む。
テンポは各楽章ともわりと速め(それぞれおよそ10分づつ)。
音色は硬めで、とても粒立ちがいい。フォルテッシモでもぜんぜん濁らない。なかでも特に高い音が綺麗。水晶を思わせる透明感がある。微妙に間をとっていて、そこから淡い情感が立ちのぼる。

オーマンディのオーケストラが見事なことは、言うまでもない。

記録によれば、セッションなのに1日のみの収録。潔いし、完成度も高い。


1956年4月、フィラデルフィア、音楽アカデミーでの録音。





ma
 
実り。









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