忍者ブログ

カピュソン、フランク"ヴァイオリン・ソナタ"

2016.02.04 - フランク

ma



カピュソンのヴァイオリン、ブニアティシヴィリのピアノで、フランクのヴァイオリン・ソナタを聴く。

ルノー・カピュソンは1976年にフランスのシャンベリというところに生まれた、中堅ヴァイオリニスト。アバド、ブーレーズ、バレンボイムらとの共演に加え、アルゲリッチと室内楽をやるなど幅広い活躍をしているそうだが、聴くのは初めて。

中音域から高音域にかけての音色が抜群。適度な潤いを保ちしっとりしていて、肌理が細かい。スウっと伸びる。ときおりきかせるポルタメントがほんのり甘くて、粋。ああ、フランスの味わい。
全体を通していいが、呼吸がじっくりと深い1楽章が特に素晴らしい。

ブニアティシヴィリは実に丁寧。ヴァイオリンにそっと寄り添う。でもそれだけではない。ひとつひとつの音が柔らかく粒だっていて明快。ぷっくりとした音色は新鮮な牡蠣のようで、艶やかで色っぽい。

現代におけるフランクの名演奏だと思う。また、このふたりのソリストにも注目したい。



2014年4月、プロヴァンス、ダリウス・ミヨー音楽院での録音。





ma
 
密談。









PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
11 12 13 14 15 16
18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新TB
カテゴリー