クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団 モーツァルト交響曲40,41番今日は休み。午前中に用があってまた大宮へ。昼過ぎにご飯を食べずに帰宅。
そのあとは家でゴロゴロ。活字を読む気分ではなかったので、音楽を聴きながら寝そべってだらだらしていた。クーベリックのモーツァルトにジュリーニのベートーヴェン、キョン・ファのチャイコフスキー。
休日とはいっても、いや休日だからこそ朝は早いほうがいいようだ。すごく得をした気分。今朝は用事があるせいで緊張で起きられた。
思えば学生時代から夜型である。夜は何時まででも起きていられるが、そのかわり朝はしんどい。ここ数年はなるべく早めに床に入るよう心がけているのだが、朝のつらさは変わらない。
それに二日酔いが重なったら、この世の終わりのような心境である。
気のせいか、歳を経るごとにそれがきつくなっていくようだ。歳をとれば早起きになる、とよくいうが、今のところ早起きする習慣の兆しは見えない。これでよくサラリーマンをやってこれたものだとつくづく思うくらい。
いままで対策を考えなかったわけではなくて、本を読んでいくつか試してみるのだが、あまり効果がない。比較的いいと思ったのは、日光が入るように窓を開けておいて朝日を浴びるというもの。明るさで一旦朝方に目が覚めるようになった。そのまま起きればいいものを、気をゆるめてまた爆睡してしまう。
結局、寝るのが好きなのだ。これに尽きる。では夕方まで寝ていれば良いではないかという気がするが、それはそれでもったいないと思ってしまうのは、まだ浮世に未練があるからなのだろうな。
今日はゴロゴロしながらクーベリックのモーツァルト。バイエルン放送饗とのライヴである。
とてもゆったりとした足取りで始まる。ノン・ヴィヴラートによる演奏の多くの対極にあるような、悠揚迫らざる鳴らせ方である。響きも分厚く、モーツァルトとしては割と大きな編成であるように聴こえる。
第1楽章と終楽章は反復しているため、ジャケットに記載の時間は40分超と長めになっている。CBSでのスタジオ録音では確か反復を省略していたと思う。LPの片面に収めるための配慮だったかも知れない。でもこの演奏の反復は正解である。できるだけ長い間聴きたくなる演奏だからだ。
フル編成のオケのコンサートで「ジュピター」をプログラムの最後にもってくることはあまり多くないが、こういう演奏なら充分トリを務めてお釣りがくるだろう。
圧巻は終楽章。細かい部分をおろそかにしているわけではないが、どちらかと言えば全体の流れを重視した、全体をおおづかみにした解釈に思える。フーガが徐々に膨らんでゆくところで、音の密度がどんどんと緊密になり、いろいろな楽器が重なり合って、ついにティンパニの強打と金管の咆哮で高らかに幕を閉じる。
モダン楽器を大きな編成で鳴らすあたりは、一昔前の巨匠風演奏と言える。とはいえ今でも充分に聴くに値するどころか、これ以上の演奏を探すのは大変だろう。PR
無題 - rudolf2006
Re:rudolf2006さん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司
rudolf2006さんは毎朝、それもかなり早い時間帯に記事を書いておられますね。ある本によれば、人間は生理的には朝5時に起きるのが一番いいとされているそうです。その本は、いわゆるビジネス書の類ではなかなか読み応えがあったのですが、実践できない自分が歯がゆいです。
クーベリックのモーツァルトでは、CBS録音も良かったという印象があります。日本でも評判が高かったですね。
クーベリックの演奏って、あまり色気はないものの、質実剛健で骨太な楷書的味わいがあって、安心感があります。
2007.04.07 23:00
無題 - HIROPON
Re:HIROPONさん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司
休日の早起きは、何か得をしたような気になります。今朝も早く起きようと思っていたのですが、実際に起き上がったのは10時でした。
バーンスタインとウイーンフィルのモーツァルトは、彼がまだ生きていた頃にFM放送のライブで何曲か聴いたことがあります。大きな編成ですし、モーツァルトとしては珍しく重厚なスタイルのものだったという記憶があります。私もモーツァルトの交響曲は、大編成のものが好みです。
2007.04.08 14:01
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