オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団・他の演奏で、モーツァルトの管楽器のための協奏曲を聴きました(1957年12月23日、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテルでの録音)。
ジョン・デ・ランシー(オーボエ)
バーナード・ガーフィールド(ファゴット)
アンソニー・ジリオッティ(クラリネット)
メイソン・ジョーンズ(ホルン)
職業柄必ずしも師走が忙しいわけではないけれど、今年はたまたま多忙になっていて、尚且つリコーダーの発表会が明日に控えていて、疲れがじわじわと溜まっている感じ。
疲弊しているとき私はモーツァルトを取り上げることがしばしばあり、今週はクラリネット協奏曲を2種と先に挙げたディスクを聴きました。
この曲は一時期、モーツァルト作ではないとの説がありました(今も?)。例えばシュターミッツと云われたらそんな気もする。でも、200年以上前のことはわからないし、仮にグレーだとしても曲の価値は変わらないから、気にせず聴いています。
奏者は腕っこき揃い。金細工のようにデリケートなオーボエ、泡立ちクリームのように軽やかなクラリネット、晩秋の落日を思わせる荘厳なホルン、そして目鼻立ちが恐ろしくクッキリとしたファゴット。
この4つの楽器がブレンドされたときの豊穣な音色たるや、陶酔しないではいられません。
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