小生は、オペラをあまり聴かない。
理由はいくつかある。
1…長い。
2…イタリア語やドイツ語をわからない。ゆえに、歌詞を見ながら
聴くことになるので面倒。
3…筋書きがわからないうえで聴いても面白いものはあるが、なにか、
欠落感を感じる。
4…CD(LP)だと、舞台の様子が全然わからないので、さらに
欠落感を感じる。
5…かといって生を聴く場合、チケットが高い。今度来日するメット
のS席など、下手をすればキャバクラに5、6回いけるほどの
額である。
まあ、キャバクラと比較する時点で、小生にオペラを聴く資格はない
のかもしれないが。
今までオペラを生で観たのは3~4回くらい。
ただ、何年か前に、アバドがウイーンとやった「ヴォツェック」は
鮮明に覚えている。
これは、大変面白かった。
音楽も、舞台も、歌手も、雰囲気もみんな良かった。
オペラとは、こんなにいいものなのかと感激した。
あんなにいいものを、どうしてキャバクラと並べて考えてしまうのか?
もちろん、キャバクラが悪いということではない。
あれは麻薬のようなものだ…。
ま、それはおいといて。
コンサートにしろオペラにしろ、外来の演奏家のものは半年くらい前
からチケットを発売していて、人気のある公演の安い席などは、
初日で売りきれてしまう。
半年も先のことなんて実感がうすいから、チケットを求める情熱が
いまひとつわかないのだ。
それに比べ、半年前からキャバクラを予約して行く輩はいないだろう。
そこで、妙案がある。
全てのオペラ公演を当日売りにし、各種カードで購入できるようにする。
そして、開演を午後10時くらいにする。
するとどうだ。
会社帰りに赤提灯でビールをひっかけて気が大きくなった連中が、
酔った勢いにまかせて、オペラシティや東京文化会館へタクシーを
飛ばすことになるだろう。
普段は値段をみただけで、ビビッてチケットを購入できないヒト
(わたくし)も、これなら大丈夫だ。
良い案ではないだろうか。
ただ、会場はたいへん酒臭くなるだろう。
ダメかな。
「フィガロの結婚」については、また明日。
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