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「フィガロの結婚」 全曲聴き通し計画(その一)

2006.06.14 - モーツァルト
小生は、オペラをあまり聴かない。
理由はいくつかある。


1…長い。
2…イタリア語やドイツ語をわからない。ゆえに、歌詞を見ながら
  聴くことになるので面倒。
3…筋書きがわからないうえで聴いても面白いものはあるが、なにか、
  欠落感を感じる。
4…CD(LP)だと、舞台の様子が全然わからないので、さらに
  欠落感を感じる。
5…かといって生を聴く場合、チケットが高い。今度来日するメット
  のS席など、下手をすればキャバクラに5、6回いけるほどの
  額である。


まあ、キャバクラと比較する時点で、小生にオペラを聴く資格はない
のかもしれないが。

今までオペラを生で観たのは3~4回くらい。
ただ、何年か前に、アバドがウイーンとやった「ヴォツェック」は
鮮明に覚えている。
これは、大変面白かった。
音楽も、舞台も、歌手も、雰囲気もみんな良かった。
オペラとは、こんなにいいものなのかと感激した。


ウイーン国立歌劇場


あんなにいいものを、どうしてキャバクラと並べて考えてしまうのか?
もちろん、キャバクラが悪いということではない。
あれは麻薬のようなものだ…。
ま、それはおいといて。

コンサートにしろオペラにしろ、外来の演奏家のものは半年くらい前
からチケットを発売していて、人気のある公演の安い席などは、
初日で売りきれてしまう。
半年も先のことなんて実感がうすいから、チケットを求める情熱が
いまひとつわかないのだ。
それに比べ、半年前からキャバクラを予約して行く輩はいないだろう。

そこで、妙案がある。

全てのオペラ公演を当日売りにし、各種カードで購入できるようにする。
そして、開演を午後10時くらいにする。
するとどうだ。
会社帰りに赤提灯でビールをひっかけて気が大きくなった連中が、
酔った勢いにまかせて、オペラシティや東京文化会館へタクシーを
飛ばすことになるだろう。
普段は値段をみただけで、ビビッてチケットを購入できないヒト
(わたくし)も、これなら大丈夫だ。

良い案ではないだろうか。

ただ、会場はたいへん酒臭くなるだろう。
ダメかな。


「フィガロの結婚」については、また明日。



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Comment

無題 - yokochan

こんばんは。ワーグナーを主体とするオペラ好きにとって、耳の痛いお話であります。まず、高コストに時間の束縛。自分でも何やってだろうな。と思うこと多々あります。でもこれをやめたら、キャバクラが待っている自分であります。10時開演なんてことになったら、キャバクラ・オペラで破産しちまいます。(笑い)オペラの魔の世界に足を踏み入れることをさりげなくお薦めします。失礼しました。
2006.06.16 Fri 22:48 URL [ Edit ]

無題 - 吉田

yokochanさん、こんにちは。
自分でも「オペラの魔の世界」を薄々感じていて二の足を踏んでいるのでしょう。
特にワーグナーはやばいです。ハマる自信があります。ワーグナー体験はブーレーズの「指輪」でしたが、FMで聴いてすら危険でした。
「キャバクラ・オペラ」…破産ですね(笑)。
といいつつ、わがジンセイも折り返し地点を越えたことだし、そろそろ挑戦しようかと。面白いワーグナー演奏がありましたら、またご紹介ください。
2006.06.17 Sat 10:46 URL [ Edit ]
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