所用があって、数年ぶりに秋葉原へ行った。
日曜日なので、メイン通りは歩行者天国だったのだが、
あちらこちらに人だかりがある。
なんだろうと思って近づくと、コスプレお姉ちゃんの撮影会みたいな
ことをやっている。
男たちが、カメラや携帯を掲げて必死に撮影している。
まわりを見渡すと、明らかに「メイド」と思われる女性が
ビラを配りながら、通行人になにか話しかけている。
なるほど、これは営業なのだ。
写真を撮ったヒトたちのサイトに掲載してもらうことで、
集客をする。
紹介した人たちには、なんらかのサービスを提供する。
そういうシステムなのではないだろうか?
メイドカフェ。
テレビを見る限りでは、男にご主人様気分を味わわせてくれる
場所のようだ。
つまり「S」を堪能できるということだ。
そういうことであれば、近い将来に「女王カフェ」が誕生するであろう
ことは容易に予想できる。
私に資金があれば、秋葉原に第1号を開店してみようかな?!
もう、あったりして。
マーラー交響曲第6番/ブーレーズ指揮ウイーン・フィルわりに最近の演奏かと思ったら、もう10年以上前の録音だ。
月日の過ぎさる速度が、最近ますます加速している。
第1楽章のヴァイオリンの入りのところが、ウイーン・フィルらしく、
アインザッツがズレている。ブーレーズがこれを許していることに
少し驚いた。
ショルティがウイーン・フィルに対するような、強引な締め付けは
ここにはない。
ブーレーズは、かなり自由にウイーン・フィルに弾かせている。
彼も丸くなった、ということか?
第1楽章のフルートや第2楽章のオーボエの音色は、とろけるようだ。
第1楽章はややゆっくり目のテンポだが、静かな部分がいい。
木管楽器と弦楽器との交錯が絶妙で、はっとさせられるところがある。
ところが。
第2楽章から最後までは、とても平板。
最終楽章は、「ハンマー」どころかハリセンのほうがまだましである。
あまりにも退屈なので、途中からスポーツ新聞を読み始め、サッカーの
日本戦を振り返ってしまった。
ドラマに出ている若くて綺麗なモデルが、台詞を棒読みしているような
(エビちゃんを指しているわけではない)、そんな味気のなさがある。
ウイーン・フィルの小粋な甘さとブーレーズの緻密さが、掛け違えたボタン
のように噛み合っていない感じがする。
全体的に生ぬるい演奏だった。
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