タカーチ弦楽四重奏団の演奏で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲16番を聴きました(2003-2004年、セント・ジョージ・ブリストルでの録音)。
ご存じのとおり、ベートーヴェンの最後の四重奏曲です。正確には13番のフィナーレの代替曲がもっと後ろに書かれたものですが、まとまったものとしてはこれが最後。
自分の若いころはいきがって、14番・15番という大曲を繰り返し聴いたものでした。おかげで、面白さを早くに知るようになった。でも16番に親しむようになったのは、ここ数年のことなのです。
こうして改めて聴くと、いい。たまらなく。いつも感じていますが、四重奏という形式でこんなに凄い音楽があらわされること、それもひとつやふたつでないことは、なんとも不思議に思います。
タカーチの演奏は、深いコクがあり、直截でもある。このボックス、まだ聴いていないのは10番と13番になりましたが、ますます楽しみになりました。
エドワード・ドゥシンベル(ヴァイオリン)
カーロイ・シュランツ(ヴァイオリン)
ロジャー・タッピング(ヴィオラ)
アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)
先週金曜に父が死にました。自宅での急死だったので驚いた。
バタバタしていたので音楽は聴いていませんでした。聴く暇はあったけど聴く気にならなかった。音楽というものはやはり、ある程度元気がないと楽しめないのかな、と。
ぼちぼち、ブログやFBを見ます。
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