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ウゴルスキ、ブラームス"ピアノ・ソナタ3番"

2018.02.11 - ブラームス

ma



ウゴルスキのピアノで、ブラームスの「ピアノ・ソナタ3番」を聴きました(1995年6月、ベルリン、イエス・キリスト教会での録音)。


この曲は1853年に作曲されました。ブラームスが20歳ころのときです。
ここからは青春の、いきり立った業火のような情熱を聴くことができます。演奏によっては、暑苦しくて押しつけがましい(それもまたいいのですけどね)ものになりますが、ウゴルスキのピアノはとてもクールであり、ある意味醒めているように感じます。
若さゆえの、わけのわからぬ憤怒が爆発するようなスケルツォも、彼の手にかかると、あたかも水晶のような透明感のある淡い情感に彩られます。

ちなみにこの曲、ゲルバーの演奏は約35分、カッチェンのが約38分に対して、ウゴルスキは約47分かけています。それでも重く感じないのは、演奏そのものが明晰なことに加え、明るいトーンの録音がきいているのでしょう。







ma
 
パースのビッグムーン。















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