本村睦幸先生のリコーダー、根本卓也さんのチェンバロによる「ヴェネツィアのリコーダーソナタ」演奏会に足を運びました(2018年2月12日、中野Space415にて)。
マルチェッロ リコーダーソナタ6番
ヴィヴァルディ リコーダーソナタ ト長調
ストラーチェ パッサカリア へ短調
ヴェラチーニ リコーダーソナタ9番
自分の拙いリコーダーのことは、忘却の遙か彼方に放り投げたつもりで、演奏に聴き入ったことは言うまでもありません。
マルチェッロは実に鮮烈。いま生まれたばかりのいのちの鼓動のようなものが、どくどくと胸を打ちました。
ヴィヴァルディは2楽章と4楽章が速い速い。音も動きも、追いつくのが大変。マルチェッロに較べて簡素だけど自由な作りというところはまさにそうで、めくるめく音の飛翔を楽しみました。
ストラーチェはチェンバロのソロ。フラットが5つあるらしく、でも聴くだけならばいたって自然。
ヴェラチーニは響きが厚い。温もりのある木の音色がじんわりと沁みました。
ワインを飲みながらゆったりと鑑賞させていただきました。気分は18世紀宮廷のサロン。心地の良い時間でありました
パースのビッグムーン。
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