ボレットのピアノで、バッハ「シャコンヌ」(ブゾーニ編曲)を聴きました(1974年2月25日、ニューヨーク、カーネギーホールでのライブ録音)。
ボレットの音は冬の青空のよう。透明感があって、ひんやりしていて、キリッと精悍。
ピアノの鍵盤は誰が叩いても同じ音が出るような印象があるけど、ボレットに限らず、弾き手によってさまざまなのが不思議。
このシャコンヌはピアノだしブゾーニが編曲していることもあり、ロマンティックな曲になっていると思います。後半、じわじわと高揚していくところは、手に汗を握ります。
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