ユージン・イストミンのピアノで、バッハの「トッカータとフーガ ホ短調」を聴きました(1950年7月の録音)。
イストミン・ボックスからの一枚です。ジャケットは、ブッシュやカザルスとのブランデンブルク協奏曲がメインのデザインになっていますが、そのなかにひっそりとこの小品がカップリングされています。
この曲は昔から好きで、もっぱらグールドのディスクを愛聴しています。好きな曲にも関わらず、彼のピアノ以外ではほとんど聴いてこなかったかもしれない。
イストミンの演奏は、厚みがあり恰幅のいいピアノです。グールドの粒立ちの良さ、切れ味の代わりに、どっしりとしたソノリティの豊かさがあります。
渋い味わいのあるピアノです。
パースのビッグムーン。
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