忍者ブログ

般若心経88講、ヌオーヴォ四重奏団、ドビュッシー

2011.11.13 - ドビュッシー
 
de

ドビュッシー/ラヴェル 弦楽四重奏曲 ヌオーヴォ四重奏団


家でゴキブリをみつけたらどうすればいいか?
ゴキブリにも仏の命が宿っている、と言いつつも、餌をやって育てるわけにもいかないし、窓を開けて逃がしてやったら近所迷惑になる。
ここは、スリッパを持って追いかけるときに「ゴキブリさん、ごめんなさい、殺させてください」とお詫びしながら殺す。誤りながら人間との差別をすることが、『般若心経』の教えなのだという。
生き物を殺さないと生きられないのは人間だけじゃないが、その不条理を感じてしまう人間はツラいな。

hi



ドビュッシーの唯一の弦楽四重奏曲を聴く。彼の曲としては珍しく作品番号がついている。30歳ころの作品で、「牧神」よりも前に作られている。革新的な佇まいはまだ薄く、おフランスの香りが濃厚。
ピチカートで繰り広げられる2楽章は、きっとラヴェルの同じ曲に影響を与えたのだろう。3楽章のアンダンティーノでは、ひんやりとした夜露のような空気をヌオーヴォ四重奏団が繊細に醸し出している。
この楽章につけられた副題は「やや愛情をこめて」。「やや」が何とも言えないが、聴いてみると「やや」がぴったりする。そこがなんだか、ややドビュッシー。


1985年4月、フィレンツェでの録音。
PR
   Comment(0)   TrackBack()    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。

TrackBack

この記事へのトラックバック
TrackBackURL
  →
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
11 12 13 14 15 16
18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新TB
カテゴリー