忍者ブログ

カラヤン、ベルリン・フィル、チャイコフスキー"悲愴"

2017.08.01 - チャイコフスキー

ma



カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏で、チャイコフスキーの交響曲6番「悲愴」を聴きました(1976年5月、ベルリン・フィルハーモニーでの録音)。


最初に「悲愴」を聴いたのは、小学6年のとき。カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏です。
当時、秋葉原にあった石丸電機でレコードを買いました。当初の目的は、ベートーヴェンの「田園」だったのです。物色していくうちに、「田園」の他に「悲愴」と「新世界より」がカップリングされた2枚組のレコードを発見したのです。廉価だったので、それを購入しました。「悲愴」との出会いは偶然でした。
その演奏は、いまでも第1級のものだと思っています。

さて、カラヤンはこの曲を7度だか8度だかセッション録音したと云われています。売れる、ということもあったのだろうけど、好きだったのでしょう、きっと。
ベルリン・フィルとのコンビだと、1970年くらいにEMIで収録したものが、世評高い。あれはなんとも、豪壮な演奏です。オーケストラの威力というものを、あんなに心底知らしめてくれる演奏は、そうそうない。

それに比べると、この1976年盤は、すっきりとしています。スリムな感じ。この時期のベルリン・フィルは、60年代と比べてティンパニのバチが小さいのですよね。その効果が如実にわかる演奏でもある。
響きは壮麗なのだけれど、ところどころ弦楽器がポルタメントを使っており、感傷的な側面を強調している。そこに、とても親しみを感じます。
暴れんばかりのベルリン・フィルのパワーを、カラヤンが巧みに抑え込んでいる、そんな印象を持ちます。










ma
 
パースのビッグムーン。











PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
11 12 13 14 15 16
18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新TB
カテゴリー