ストラヴィンスキー 「春の祭典」 バーンスタイン指揮イスラエル・フィル昨日に引っ越しを行った。22年住んだ埼玉から東京の実家へ移り住む。
バタバタしている。新居には四畳半ではあるが自分の書斎を作ってもらったが、案の定、本とCDで座るところがない状況だ。
段ボール箱をあけるまでは、すっかり忘れていたものもたくさんある。それらはないものと思って、処分しようと思ったが、
いざあけてみると、まだ聴くことがあるんじゃないかと未練があるのだ。
そうはいっても物理的に部屋に入らない状況なので、一部を業者に引き取ってもらうことにした。引越前にやっておけばよかった。
ともかくいままでありがとう。
といっても、売ってしまったら、すぐに忘れてしまうだろうけど・・・。
バーンスタインの「春の祭典」を聴く。これは彼の3度目のハルサイ。
これは、イスラエル・フィルの特徴が良く出た演奏だ。なんというか、まったりとしている。パンチはないが、とても落ち着きのある演奏といえる。ブレンドされた音が美しい。
録音もしっとりとしていて、まろやかだ。デッカのメータやショルティやドラティ、あるいはCBSのブーレーズように、各声部がクッキリと浮き上がった立体的なものを目指すのではなく、全体がのっぺりとしている印象だ。
これもイスラエル・フィルの特性を生かしているように思える。
バーンスタインがロンドン響やニューヨークを振ったディスクも聴いてみたいものだ。
1982年4月、テルアヴィブ、マン・オーディトリアムでの録音。
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