ドラティ指揮デトロイト交響楽団の演奏で、ストラヴィンスキー「幻想的スケルツォ」を聴きました(1984年11月、デトロイト、ユナイテッド・アーティスツ・オーディトリアムでの録音)。
これは数年前に購入したCD。LPで所有していた三大バレエの買い直し。なかでも「火の鳥」を多く聴いていました。2枚目に収録されているスケルツォは、あることは知っていたけれどボンヤリしていました。
冒頭から、ディズニーのアニメーション映画にいざなわれるような感覚。それ繋がりで、デュカの「魔法使いの弟子」みたいな香りもする。デュカのほうが10年以上先に完成しているので、もしかしたらインスピレーションを受けたのかもしれない。これは邪推。ウィキによれば、メーテルリンクの「蜜蜂の生活」から霊感を受けたとあり、まあ、こちらもおそらく浮世とは違う世界なのではないかな。音楽はそう語っている。と思います。
ドラティの演奏は緻密にしてメリハリの効いたもの。トーンは明るく、品がいい。
三大バレエ同様に素晴らしい演奏に仕上がっています。
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