ヴンダーリヒのテノール、ギーゼンのピアノで、シューベルトの「野ばら」を聴きました(1965年11月、ミュンヘンでの録音)。
来週末の発表会で、この曲をリコーダーで吹きます。器楽演奏でも歌詞の味わいの一端を感じられるような演奏にしたいと思い、リートをいくつか聴いています。
とはいえYouTubeがほとんどで、保有するCDは数枚。これはそのひとつ。
ヴンダーリヒの歌唱はトーンが明朗で、甘く誇らしく、そしてひと匙の悲哀が滲み出ているようです。だからなのか、何度聴いても飽きません。
ちなみに、当CDに添付されている歌詞の最後の節は以下の通り。
詩はゲーテ作、読みながら聴くと切なくなります。
訳詞:石井不二男
そして乱暴な少年は手折った
荒野の薔薇を
薔薇は逆らって刺したが、結局我慢する他はなかった
薔薇よ、薔薇よ、赤い薔薇よ
荒野の薔薇よ
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