忍者ブログ

飯森範親指揮、三原未紗子、東京ニューシティ管弦楽団

2021.01.25 - 演奏会

gr


飯森範親指揮 東京ニューシティ管弦楽団(ピアノ:三原未紗子)の演奏会に足を運びました(2021年1月24日、東京芸術劇場にて)。

キラール 「オラヴァ」
ブラームス ピアノ協奏曲1番
ストラヴィンスキー 「ペトルーシカ」(1947年版)

三原さんのピアノを聴くのは初めて。友人たちは皆、彼女を絶賛しているし、ブラームスに加えてストラヴィンスキーというタフな演目なので、大いに期待しました。

果たして、素晴らしかった。
ブラームスにおける抑揚のつけかたは、しなやかで、かつとても自然。まるで聴く者の血の流れに沿ってるようで、生理的に馴染みました。音色はどの場面においても柔和で、角が丸い。それは特に2楽章において顕著でした。
この曲において技巧に難が見当たらないことは稀有のこと。過去に聴いた日本人より明らかに優れていたし、ずいぶん昔に触れたアンドレ・ワッツより明らかに冴えていたと感じます。
演奏のダイナミズムに加え、瑞々しい情感もたっぷり。頬に紅を差したブラームスに出会うことができました。

キラールは聴きやすいミニマル・ミュージック。このオケの、弦楽セクションは柔らかで闊達、素晴らしかった。

飯森さんの指揮による演奏は、20年くらい前にチャイコフスキーの5番を聴いて以来。ミスをしたホルン奏者を睨んでいたことだけを覚えています(笑)。
今日のペトルーシカは好調。華やかさに加え、厚みのある響きはリズム感もよく、ずっしりと腹持ちしました。
三原さんはここでは重厚。

編成は、ブラームス、ストラヴィンスキーともに14型、コントラバス6名。
PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新TB
カテゴリー