ピアノ伴奏によるプッチーニの「ラ・ボエーム」のディナー・コンサートに足を運びました(2018年12月15日、原宿、ジャルダン・ド・ルセーヌにて)。
会場はデッドだから、歌声は地声がストレートに伝わる感触がありました。誤魔化しがきかないから大変。でも、みんなよかった。とりわけ、ほぼ出ずっぱりのミミとロドルフォは安定感があると思いました。前者はとても滑らかな、後者はまっすぐな声がとても印象に残りました。
ピアノは煌びやかだった。いくぶんメタリックな響きは、クリスマスの幻想味を纏って、色彩豊かな音世界を築いていた。ピアニストは本調子ではなかったようで、前半はいくつかミスが散見された。でも後半は軌道修正し、全体を通してバランスよくまとめていました。なかなかできることではありません。
正味70分ほどの演奏は、あっという間。豚肉のローストを中心としたおいしい料理もコンサートを彩りました。
次回はこれ ↓
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