バロック音楽サロン・プレ公演に足を運びました(2022年6月23日、中野、SPACE415にて)。
本村睦幸(リコーダー)
門倉佑希子(ヴァイオリン)
折口未桜(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
中川岳(チェンバロ)
以前ある場所で、リコーダーのどこが好きなの?というようなことを訊かれたとき、「奥深いところ」などとダサい返答をしたことがあります。
以来自分のなかで、そのことが少し引っかかっていました。
この晩の音色は、キリッとした清流のようだったり、ホンワカした入道雲を思わせたり、あるいは、うららかな初夏の風だったり。
リコーダーの魅力は、音。これにとどめを刺すのじゃないかな、というのが今の感想。
さて、先生のお話も相変わらず面白かった。
最後に演奏されたプラッティのトリオは、リコーダーの人気が下火になり、横笛が台頭してくる時代に作曲されたとのこと。
なので横笛で演奏されるように書かれている。でも、音域はあきらかにリコーダーに適っている。ということは、プラッティは本当はリコーダー曲を書きたかったのではないか、という推測。
これは、ちょっとしたミステリー。
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