シェイクスピア「ヴェニスの商人」の朗読劇に足を運びました(7月31日、豊島区民センター小ホールにて)。
休憩を挟んで正味2時間半程度。原作に忠実であろう朗読の合間に、女声による歌が挿入されました。ダウランド、パーセル、ヘンデルなどのルネサンス・バロックを中心に、ドニゼッティやドビュッシーも歌われ、清澄な響きに和みました。
この戯曲を何十年か前に読んでいるのだけど、前半はほぼ忘れていました。でも、シャイロックが出張ってくると、記憶は蘇り。
二段落ちのストーリーの切れは、じつに鮮やかで、シェイクスピアをたっぷりと堪能できました。
シャイロックがいささか気の毒に感じたことは、昔の読書経験と同じ後味。
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