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ショルティ、ワーグナー、"ローエングリン"

2018.02.18 - ワーグナー

ma



ドミンゴのタイトル・ロール、ショルティ指揮ウイーン・フィル他の演奏で、ワーグナーの「ローエングリン」を聴きました(1985,86年、ウイーン、ゾフィエンザールでの録音)。

ドミンゴが歌うドイツ・オペラは発音に問題があるとの指摘を各方面から聞きますが、さほど違和感は感じません。それはおそらく、私がドイツ語をわかっていないからに他なりません。
それはさて置き、彼の歌はアクが少なくてスマート、存在感は大きくないものの、ソツなくまとめている感じです。
それは他の歌手もだいたい似たようなもので、強い個性は感じないものの、全体としての統率感はあります。

それにしても、この演奏の大きな魅力はオーケストラ。ウイーン・フィルはショルティが振るとまた格別。まろやかな音は峻厳なリズムによって引き締まり、ほのかに甘くて筋肉質な音楽を築きあげています。とりわけ、三幕におけるブラスの力強く色鮮やかなところは、この演奏の白眉と言えるでしょう。

ドミンゴは、後年アバドの指揮でもこの曲を歌っています。こちらも近々聴きます。


プラシド・ドミンゴ(ローエングリン)
ジェシー・ノーマン(エルザ)
エヴァ・ランドヴァー(オルトルート)
ジークムント・ニムスゲルン(テルラムント)
ハンス・ゾーティン(国王ハインリッヒ)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(軍令使)
ウィーン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン・グロール)








ma
 
パースのビッグムーン。














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