モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番・第17番 プレヴィン(p,指揮) ウイーン・フィル小宮 一慶の「ビジネスマンのための「勉強力」養成講座」を読む。
この本で気になった言葉はこれ。
「あらゆるパターンを想定して、最終的なゴールをイメージできるかどうか」。
大前研一はビジネスマンにとってはIT、英語、財務の勉強は欠かせないと言っているが、ゴールのイメージがなければモチベーションはあがらない。
私は先週の会社面接で財務の勉強は必須だ、と言われたが、具体的なゴールをどこに置くかがポイントとなる。IFRSでも取って、中小企業の顧問でも目指すか?
それはさておき、本書について言えば「読書力養成講座」の二番煎じの感はある。
プレヴィンがウイーン・フィルを弾き振りしたモーツァルトを聴く。
全体的にプレヴィンらしい、しっとりとした情感に溢れている。いたずらに悲劇性を出すことはない。それは、まったりとした午後の紅茶の時間のようだ。
ピアノは流麗、それに合わせてオーケストラもなだらかだ。
聴いていてわくわくするようなモーツァルトではないものの、落ち着いた大人の匂いが充満している。そういう意味では、カップリングの17番よりはこちらのほうが演奏スタイルが曲にマッチしていると思う。
1984年4月、ウイーン、ゾフィエンザールでの録音。
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