アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団フィンチュリー児童合唱団
リリアン・ウォトソン(ソプラノ)
ディーリア・ウォーリス(メゾ・ソプラノ)昨夜はプロジェクトの飲み会。飲み放題ということで、必然的にアルコールは質より量ということになり、みんな頼むだけ頼む。テーブルに2つも3つもグラスが並んで閉口するが、もったいないので全部飲み干すわけだ。二日酔いになるのはわかっているのに。
今までずっと同じことを繰り返してきた人生だが、これからも繰り返すのだろうな。
プレヴィンの「真夏の夜の夢」は、中学の頃、半年くらい毎晩聴いていた。図書館で借りたLPを、「ロケット」のカセット・テープにおとして、である。「ロケット」は、30年くらい前に秋葉原で5本1000円で売っていた当時としては格安のテープで、音質はいまひとつだが、大変お世話になったものだ。もともと輪郭のはっきりしない音質のLPだったが、それをこのロケットに録音するとさらにボヤケに磨きがかかり、布団の中で聴くには夢心地でよいのであった。
後日、ようやくCDにて購入したが、さすがに以前ほど頻繁には聴かないようになった。
たまに聴いても、昔の印象はそのままだ。音はかなりクリアーになっているものの、録音自体はほんわかと残響が多く、この劇音楽独特の幻想世界を満喫することができる。
このCDは、プレヴィンの同曲録音の旧盤である。新しいほうのウイーン・フィルとのものも、コクがあって素晴らしい出来だと思うが、妖精の歌がドイツ語なので、違和感を感じるのであるナ。
歌については、昔からなじんでいる英語版のほうがしっくりくる。英語だから多少内容を理解しやすい、ということではなくて、言葉の響きそのものが音楽に同化していて、それに慣れているからだろう。
プレヴィンは、ウェットな音のロンドン饗から、柔らかく適度にメリハリがある響きを引き出し、メンデルスゾーンの夢幻な雰囲気をあますところなく描ききっている。★音楽blogランキング!★にほんブログ村 クラシックブログ無料メルマガ『究極の娯楽 -古典音楽の毒と薬-』 読者登録フォーム
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