忍者ブログ

"もしも、私があなただったら"、シノーポリ、マーラー"5番"

2012.06.02 - マーラー
 
ma
 

マーラー 交響曲第5番 シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団



白石一文の「もしも、私があなただったら」を読む。
これは、東京の大手繊維会社を中途退職し、そのついでに離婚して故郷の博多でバーを営む中年男の恋を描いた小説。
独身男の孤独とやるせなさ、そして性欲がじわじわと伝わってくる。
それを淋しいとみるか気楽とみるか。中年男の、余生に対する姿勢のモンダイである。
今の私は、前者をとるかな。なんだかんだ独り身は淋しい。結婚して不自由を感じるのは、おもに子どもが大きくなるまでの間だ。時間的にも経済的にも、けっこうな苦労を伴う。
でも、それ以降はけっこう自由なもの。音楽三昧、読書三昧、旅行三昧・・・まだわからないのだけど、そんなものじゃないのかな。
ただ、子どもが育つまでが長いけどネ。まだあと少なくとも4年か。








迫りくる老いを感じつつ、シノーポリのマーラー「5番」を聴く。
それぞれの音の分離はあまり明快ではないものの、ふくよかで色彩感が豊かな演奏だ。
なかでも印象に残ったのは終楽章。ときどき顔を出すデフォルメがしっくりくる。やや神経質ではあるが流れは太く、最後はガツンと決めている。
終楽章に向けて焦点を合わせるタイプの演奏というよりは、結果としてこの楽章が優れているように感じた。
フィルハーモニア管の、金管楽器の鮮烈な響きが効果的。弦と木管はマアマア。

1985年1月、ロンドン、オール・セイント・チャーチでの録音。



体調不良が理由で、5年間勤めた会社を退職した。
しばらくはブラブラして、落ち着いたら再就職をしようと思っている。

PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
11 12 13 14 15 16
18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新TB
カテゴリー