宮下洋一の「ソフトウェア品質管理の原点」を読む。
これは、システム開発における品質管理活動について記された本。同じグループ会社の方が記しているので、研修の一環として業務中に読んだ。
「現場主義は、単に現場での問題解決のみを最優先にするということではない。当面の問題に対しての対応をするだけではなく、現場の目線で先読みして、組織全体の仕組みを改革していくことが、経営トップに要求されている。『神は現場に宿る』という有名な言葉があるが、経営戦略を具体化するヒントや問題解決の糸口の多くは現場に存在する」。
来週から現場で揉まれます。
ホーカン・ハーゲゴールのバリトン、レヴァインのピアノでブラームスの歌曲を聴く。
子守歌 Op.49-4
私は戻る道を知りたい Op.63-8
永遠の愛について Op.43-1
夜のさすらい人 Op.86-3
ハーゲゴールは、ベーアと共にF=ディースカウの後継者として期待された歌手。1980年代を中心に活躍したようだ。ディースカウと比べるのは酷だが、今はどうしているのだろう。
このブラームスは素晴らしい。たっぷりと厚みのある、やや高めのバリトンは、声だけでも魅せられる。
「子守唄」は誰もが知るだろう有名曲。ハーゲゴールのまなざしはとても優しく、大人の私も眠くなる。
「私は戻る道を知りたい」は深くて濃い夜の帳が降りるよう。半音階がまざった旋律はシューマンのリートを思わせる。幻想味に溢れている。
ハーゲゴールの声の魅力がもっとも発揮されているのが「永遠の愛について」だろう。劇的な高音部の歌いまわしは、ディースカウに少し似ている。
「夜のさすらい人」ときくと老人の徘徊を連想するが、これは思索的で落ち着いた佇まいの音楽。たっぷりとした呼吸でもって、夜の空気を歌いあげる。そこには一筋の光がある。
レヴァインのピアノは手堅い。
1983年10,11月、ニューヨーク、RCAスタジオでの録音。
映画館。
在庫がなく、ご迷惑をおかけします。
そろそろ重版できる予定です。
「ぶらあぼ」4月号に掲載されました!PR