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ヌオーヴォSQ、ドビュッシー、弦楽四重奏曲

2020.11.23 - ドビュッシー

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ヌオーヴォ四重奏団の演奏で、ドビュッシーの弦楽四重奏曲を聴きました(1985年4月、フィレンツェでの録音)。

これは言葉遊びです。
ラヴェルは漱石、ドビュッシーは鴎外。
前者は口当たりがよく、奥も深い。後者はややとっつきづらいけれども、聴くたびに味が出る。とっつきやすいから通俗的と見做される(今東光の漱石評)ことがあるけど、ラヴェルの素晴らしさは変わらない。

さて、ドビュッシーの室内楽はどうか。たいていが退屈。世評の高いフルートとヴィオラとハープの曲なんて、途中で席を立ちたくなるし、チェロ・ソナタもどうも。
弦楽四重奏についても同じ思いを抱いていたのだが、寝床で20回ほど聴いたら、面白くなった。今更だけど、じつに奥行きのある作品だ。

2楽章はラヴェルのそれと同様にピチカートが多用されていて面白い。ラヴェルはこの曲に影響を受けたというから、こちらが先。
とりわけ、3楽章アンダンティーノはいい。都会の夜の帳が降りたとき、精霊が幽玄に立ち昇るかのよう。

ヌオーヴォ四重奏団、他の曲を聴いたことはありませんが、とても優れた演奏を展開しています。

三重奏曲やチェロ・ソナタも聴きなおしてみようかな。


























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Comment

同じCDを - narkejp

聴いております。ラヴェルもドビュッシーも、とてもいい音楽、演奏ですね。だいぶ前に、このCDを取り上げたことがあったなあと思いだしてみたら、ありました、2005年でした。もう15年も前なのかと、一瞬、遠い目になりました(^o^)/
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/18d7bdcee83a5232220e7114f52ea8ef
2020.11.27 Fri 06:17 URL [ Edit ]

こんばんは! - 管理人:芳野達司

ラヴェルはわりと前からなじんでいましたが、ドビュッシーの面白さはごく最近になってのことです。いままでなにを聴いていたのか(笑)。
ご紹介、ありがとうございます。2005年、ボクはまだブログを始めていない頃です。
これは確か、同じくブックオフで入手したものです。しみじみいい音楽ですねぇ。
2020.11.28 00:03

ドビュッシーはこっちだった - narkejp

そうそう、ラヴェルではなくドビュッシーでした。慌てものですね〜(^o^;)>poripori
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/d2702deadf7fa6a9ba6d06df2cdb749d
2020.11.27 Fri 06:20 URL [ Edit ]
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