ショパン アンデルジェフスキ(Pf)あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
おそくなりましたが・・・。
新年の初聴きは、アンデルジェフスキのショパン曲集。
マズルカ、ポロネーズ、バラードからの抜粋で、陰影に富んだ選曲である。
演奏が凝っている。テンポをじっくりとゆっくり目にとり、一音一音を注意深く粒だてている。これでもかというくらいに、慎重に音を研ぎ澄まさせている。ロマンの匂いが濃い。マズルカやポロネーズといった音楽が、いつも聴くときとは一味違った装いで迫ってくる。その装いは、ルービンシュタインはもちろん、リヒテルやミケランジェリ、あるいはポゴレリチとも違った独特のもので、新しさを感じる。これはなかなかインパクトのあるショパンだ。
ワタシも今年はこの演奏のように充実した仕事をしたいものだ。
2003年6月、イングランドでの録音。
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