ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデンの演奏で、R・シュトラウスの「ツァラトゥストラかく語りき」を聴きました。
初めて買った「ツァラ」の演奏がこれでした。1980年代はじめの頃。特定の楽器ばかりを褒め称えるのは無粋かも知れませんが、ティンパニの皮の響きがまことに素晴らしく、まるで「2001年宇宙の旅」マニアの如く(あれはベームの演奏ですが)、繰り返し聴きたくなる衝動に駆られます。
で、CDでは今回初めて聴いたわけですが、ティンパニの音の良さは変わらず、全体としてパリッとした音色になっているようで、楽しめました。この時期のドレスデンは状態がとてもいいし、それはEMIの録音との化学反応みたいなものも相まっているのではないかと感じます。
LP特有の、トロッとした音質も捨てがたいのですが、便利さには負けてしまいます。
カップリングの「死と浄化」、これもティンパニのインパクト大きいです。
パースのビッグムーン。
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